エンディング産業展


みなさんこんにちは、8月23日にエンディング産業展を東京ビッグサイトで見学してきました。この展示会は、お墓・仏壇・お棺・骨壺・葬儀・寺院装飾・終活サポート・遺品整理・遺言・相続など、人生の週末に関する事物を総合的に展示すイベントでした。テレビ取材などもあり盛況でした。そのなかで、私が気になったものを少し紹介したいと思います。

1.旅する仏壇

家族単位の小規模化・住宅事情の変化・弔いのコンパクト化を最近は強く感じます。そのようななか会場で気になったのが「旅する仏壇」です。これは、筆箱よりやや大きい木製のケースに位牌・香炉・お鈴が納められています。本来の目的は、田舎にある本家の仏壇とは別に、都会で先祖の供養をするときや、海外赴任など長期にわたり日本を離れる時などの使用を想定しているとのことでした。しかし、私が考えたのは、都会の住居には仏壇を置くスペースがないため、仏壇を置くと部屋が不自然に見え違和感がありました。筆箱並みのコンパクトサイズであれば都会の住宅でも違和感がないように思いました。既に小型の仏壇も多数ありますが、これはその先を行くと思いました。また、老人ホームでも同様にスペースが限られているので、そこでも有効だと思いました。まず供養する気持ちが大切だと思いますので、どこにでも置ける「旅する仏壇」は常にパートナーと寄り添えるので良いと思いました。

2.遺品整理

遺品の整理のビジネスは、昔に比べ増えていると思います。昔は遺品をしまって置ける土蔵などの場所がりましたが、今は多くの住宅ではそのようなスペースはありません。また、生前に個人が所持しているものが増え、遺品となるものの分量が増えている気がします。そして、遺品を整理する家族は核家族化で少人数です。そうすると、遺品として残して置けるものが僅かになり、残さないものが多量になると思います。残さないものは廃棄物として適正に処分する必要があります。昔のように庭で燃やすというわけにはいかない時代になっています。このような流れのなかで、遺品整理がビジネスとして成立するようになったのだと思いました。また、終戦に関連するニュースで遺品整理中に戦時中の日記や手紙が発見されるケースも増えており、歴史の資料が失われつつあります。遺品整理をビジネスとする業者は、そのような点にも配慮して仕事をしているそうです。

3.空き家

空き家となった住宅などを相続人が活用するためのプランもいくつか紹介されていました。相続しても利用予定のない不動産を、業者が借り上げてリノベして貸し出し、収益を相続人が得るプランが紹介されていました。一般的な定期借り上げと仕組みは変わりなさそうですが、エンディング産業展のような場所で、プレゼンしているのが少し他の不動産業者と違うのかなと思いました。空き家と所有者不明土地は、今後も増えていきます。先日、総務省は除票となった住民記録の保存期間を5年から150年に変更するという方針を出しました。まさに、空き家と所有者不明土地に対処する対策です。これに加えて、固定資産税の課税台帳の保存期間を5年から50年程度に伸ばしてもよいのではないかと思います。登記簿を補完する形で活用できると思います。

4.結び

エンディング産業展は盛況でした。人の生死にかかわることなので、やや重苦しいのかと思って会場に行きましたが、思いのほかライトな明るい雰囲気でした。一人の人が自分らしく人生の終焉を迎え、それを家族や友人が厳かに送り出す。そのような方向性を業界全体が市場のニーズとみているのだと思います。個人の感じ方なのでもっと様々あると私は思いました。遺言・相続・終活については、士業・NPO・葬儀業者などがそれぞれのアプローチからプレゼンしていましたが、自分としてはピンとくるものはあまり感じませんでした。まだまだ、勉強しないといけないようです。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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